The Armed『ALL FUTURES』
【この曲でロックの日を堪能すべし!】
6/9でロックの日。せっかく担当の水曜日なのだから、それっぽいものを紹介してみようかしら……とレビュー候補メモを調べてみたものの、「ロックの日!」という響きにそぐわないものが多く並ぶ。依然、ロック不毛の時代は続いているのかもしれない、 ...
easy life『skeletons』
【浮遊感と疾走感が絶妙に組み合わさったこの曲】
英国レスターの5人組、easy lifeのデビューアルバムが発売された。レスターという都市に関しては、以前、Nick Moonや地元の大スターKasabianのレビューにおいて、岡崎慎司が所属しするチームが成し遂げた奇跡のプレミア優勝 ...
The Chemical Brothers『The Darkness That You Fear』
【重苦しい時代の空気の中で放たれた、どこか切なくなるエレクトロミュージック】
とっくにレビュー済みだと思い込んでいた。以前、サマソニの特集記事を書いた記憶とごっちゃになっていたらしい。というわけで、今このタイミングで、みんな大好きThe Chemical Brothersを初めて取り上げる。2年ぶりの新曲が発表 ...
Dry Cleaning『Unsmart Lady』
【今年を代表する「老成」した新人バンド】
ロンドン発ポストパンクバンド、Dry Cleaningのデビューアルバムが4月に発売された。デビューと言っても、メンバー4人はそれぞれに異なる活動歴の持ち主だ。それゆえ音源を聴いても、初々しさ、荒々しさ、初期衝動上等!(唐突にヤンキー ...
Cheap Trick『Boys & Girls & Rock N Roll』
【いつまでも我らのCheap Trickが現役で輝き続けてくれることを願いつつ】
「パワーポップの元祖」、Cheap Trickの最新作! この字面のインパクトだけでもかなりのものだが、なんと、彼らの通算20枚目のアルバムが発売された。このスタジオライブでも彼らの現役ぶりは伝わるはず。疾走感あふれるアレンジは、オリ ...
The Natvral『Sylvia, the Cup of Youth』
【彼自身のパーソナルな部分を開いて見せてくれたような曲】
今回は元The Pains of Being Pure at HeartのKip Bermanのソロプロジェクトを取り上げたい。2000年代のインディーズシーンにおいて、シューゲイザー・ドリームポップの再興隆を担ったバンドの中心メンバ ...
Joe Strummer『I Fought The Law』
【彼が貫き通したパンク的アティチュード】
まさにレジェンド、The Clash。そのフロントマンでありパンクシーンのカリスマ、Joe Strummerの没後20年が近づきつつある。そんなことも関係しているのか、今年3月にはThe Clash以降のキャリアにおける名曲、未公開曲 ...
serpentwithfeet『Same Size Shoe』
【やさしくも美しい音がじんわり染み込んでくる】
serpentwithfeetことJosiah Wise。一部で大絶賛された彼のデビューアルバムについて、私は完全に後追いで知った。だが、約3年ぶりに発売された2作目の「DEACON」にはどっぷり浸りまくりだ。R&Bプラスエレ ...
The KLF『What Time Is Love?』
【こんなにも伝説的な(までに無茶苦茶な)ユニットだったのか】
The KLFの過去作がストリーミング解禁、という一報が届いたのは年明け早々のこと。春を迎えた現在も、個人的にはこの衝撃に勝る音楽ニュースをまだ見聞していない。何しろ私にとってKLFは輝かしすぎる存在だった。3年ほど前に出版された評伝 ...
The Wedding Present『We Should Be Together』
【テイストを幾分抑えたようなアレンジでも心が踊らされる】
今から考えてみれば、それもどうだろうか、という疑問がないでもないのだが、かつて私は、The Wedding Presentが史上最高にかっこいいバンド名だと思っていた。なんたって、ウェディングプレゼントだもの。くり返すが、ウェディング ...