Ian Brown『First World Problems』【ローゼズ再結成とはなんだったのか。もはや完全に終わってしまったのだろうか】
ローゼズ再結成とはなんだったのか。あの熱狂は、もはや完全に終わってしまったのだろうか。再結成が衝撃的なニュースになり、彼らが世界中を回って数年。待望の3枚目のアルバムも出す、と言っておきながら、結局、何もない。そして発表されたイアンの ...
The 1975『Give Yourself A Try』【Radioheadの「OK Computer」と比較されているらしく、それも驚きだ】
新譜が発売されたばかり。今回は先行シングルとなった曲を紹介したい。まず、このアルバムが傑作であることに間違いない。正直、その完成度には驚かされた。なんでも海外メディアの評では、Radioheadの「OK Computer」と比較されて ...
Tahiti 80『Natural Reaction』【懐かしくもフレッシュな伝説的フレンチポップバンド】
タヒチと言えば、ゴーギャン。彼が描いた島の女たちの絵。私にとって、それが数少ないタヒチに関するイメージだった。それを2000年代初期に新たに塗り替えたのがThahiti 80だ。まあ、名前にタヒチってついているから、ってだけなのだが。 ...
Razorlight『Japanrock』【10年ぶりの復活アルバムに二度目の初恋!!】
アルバムが出るのは10年ぶり。その存在をすっかり忘れていたものの、なつかしいバンド名を見つけて、はっとした。10年ぶりなのだから、まだやっていたのか、というよりも、復活おめでとう、に近い状態かもしれない。ともかく、テンションは上がる。 ...
How To Dress Well『Body Fat』【その名前で、パジャマ着てくるのかよ】
受験で覚えるイディオム感があるのは、「how to」部分のせいなのだろう。こんなアーティスト名だが、本名はTom Krellだ。だからなんだ、って話だが、Tom Krellだ。以前、ライブで彼を見たときは、パジャマみたいな恰好でステー ...
twenty one pilots『My Blood』
【海外人気との落差を感じさせるアーティスト、激しさの中に抜群のメロディセンス】
彼らもまた、海外人気との落差を感じさせるアーティスト、と言えるかもしれない。2013年、リキッドルームでのライブは、チケットもそこそこ余っていた。無理やり作ったような関係者用スペースもあった、と記憶している。けれど、ライブはすさまじか ...
Easy Life『Pockets』【皆さん、今年もこの時期がやって来たよ!】
皆さん、今年もこの時期がやって来たよ! 何が来たって、サッカーゲームFIFAの素敵すぎるサウンドトラックから、これは! という曲を紹介する時期が、だ。というわけで、いつも以上に趣味に走ったレビューになってしまうが、今年のFIFA19の ...
Yves Tumor『Licking An Orchid (ft. James K)』【これが、才能のなせる業、なのだろうか】
読み方に戸惑うこと必至。どうやら、イヴ・トゥモア、と読むらしい。そんなスタート地点からつまずきかねないアーティストだが、是非とも曲を聴いてほしい。そうすれば、この奇才ぶりをまざまざと感じてもらえるはずだ。ミニマルな音なのに、表現豊かな ...
Parcels『Lightenup』
【プロデュースはDaft Punk。ディスコ風な雰囲気が楽しい若手バンド】
一向に活動再開のアナウンスが聞こえてこない、DaftPunk。数年前の再始動の噂はデマだったようで、只今絶賛肩透かし食らい中、という状態だ。だが、ファンにとって、びくん、と反応する話題が舞い込んできた。DaftPunkが初プロデュース ...
Jungle『Heavy, California』【濃厚で“のりのり”! ネオソウルは阪急沿線的イメージ?】
彼らは「ネオソウル」というジャンルにカテゴライズされるらしいのだけれど、くわしいことはわからない。まあ、自分なりに解釈すれば、ソウルでファンクでエレクトロでゴスペル風味もあって……と、結果、よりわけがわからないことになってしまった。ま ...