CHROMATICS『TIME RIDER』【ツインピークスにも登場のドリーミンなエレクトロポップ】
Chromaticsの雰囲気は、はまったらクセになる。一昨年、ツインピークスがまさかの復活、続編(The Return)が放送された。舞台の一つ、バン・バン・バーでのライブシーンがほぼ毎回あるのだが、あやしさ満点で最高だった。The ...
LSD『No New Friends』【祝、初来日! ついに彼女のパフォーマンス(顔を隠したままだが)を体験できる】
今年のフジロック、最大の目玉はSiaだろう。祝、初来日! ついに彼女のパフォーマンス(顔を隠したままだが)を体験できる。彼女は現在、LSDとしても活動中。DiploとLabrinthと組んだ、ゴージャスすぎるユニットだ。LSD名義の曲 ...
Billie Eilish 『bury a friend』【異様なまでの熱狂度、期待をクールに跳ね返す、新世代のアイコン】
先月、2週に渡って開催されたコーチェラでのライブ映像だ。いつまで動画が見られるかわからないが、今最も勢いのあるアーティスト、ということでBillie Eilishを取り上げるしかない! 生配信を可能な限り見ていたところ、彼女のライブは ...
Helado Negro『Running』【大地の目覚めにそっと寄り添うような無国籍風の音楽】
どこか不思議さを孕む、静かな曲の始まりから、はっとさせられる。それは夜明けとともに世界が色づき始めるような、そんな感覚に近いかもしれない。少しずつ明るくなり、眼前の景色が開けていく。ゆったりと動き出す、世界の朝。まるで、そんな大地の目 ...
The Kooks『Pamela』【久々の再会で、軽快UKロックの魅力を再確認】
昨年発売のアルバムから、アニメーションリリックビデオが公開となった。アニメもおしゃれ風で、軽快なロックがたまらない。彼らの作品を久々に聴いたが、どれも名曲ぞろい。改めて好きになった。ただ、The Kooksでわたしが思い起こすのは別の ...
Methyl Ethel『Trip the Mains』【サイケデリックポップの聖地、オーストラリア、パース】
オーストラリア、パース。この街は現在、サイケデリックポップの中心地、と言えるのではないか。Methyl Ethel同様、新作を出したばかりのPondもパース出身だ。Pondは元Tame ImpalaのNick Allbrookのバンド ...
Cardi B & Bruno Mars『Please Me』【思わず、Cardi姉さん、と呼んでしまう】
思わず、「さん」づけしたくなる、Cardi B。何なら、Cardi姉さん、と呼んでしまうかもしれない。ともかく昨今の活躍ぶりの紹介は、グラミー受賞(最優秀ラップアルバム)、というわかりやすい一例だけでも十分だろう。案の定、受賞に関して ...
Solange『Almeda』【朝一番の太陽光とともに、このアルバムから一日を始めるのも気持ちがいい】
姉、Beyonceのゴージャスで圧倒的な(躍動感あふれる)作品もすばらしいが、Solangeの雰囲気も好きだ。どちらかを延々聴き続けなければならない呪い(なんだ、それは)があるとしたら、妹にするだろう。しっとりと落ち着いた心持ちでいく ...
Cage The Elephant『Ready To Let Go』【衝撃の全裸姿で放たれる叙情的なメロディ】
いきなりの全裸に衝撃が走った。よく見ると、ベージュのパンツで隠すべきところは隠しているので、一応の安堵。いや、ベージュパンツだとしても、なぜ? なにのために? という疑問は残るのだけれど。ともかく、こんな姿でこのタイトルなんて、何を手 ...
Landfill Crew『Landfill Crew』【架空のアニメバンドによる、肩の力が抜けた自然なロック】
RancidのTim Armstrong率いる、架空の80’s風アニメーションパンクバンド。その設定、どうしてもGorillazを想起してしまう。そちらは3Dホログラムとしてステージに登場した挙句、今やDamon Albarn本人が堂 ...