アフターアワーズ『ニュータウン』
【必要としている人にだけ届く切ない歌】
切ない歌というのは華々しくない方が良い。と思う。切ない歌を聴きたくなるのはきっと自分の気持ちも切ないときだから、そんな時に華々しいアーチストの歌う切ない歌は本当に心にフィットするのだろうか。もちろんB’z稲葉が歌う切ない歌 ...
Chara『ミルク』
【Charaももう50歳だなんてまったく信じられません】
Charaももう50歳だそうだ。驚くな。まあデビュー27周年だそうだからいつまでも20代や30代でありえるはずもなく、1990年代にデビューしたあれやこれやが50歳であっても何の不思議も無いし、当時から50代かと思ってたアーチストだっ ...
荒牧リョウ『輝いて』【3分だけの立ち止まる時間が、あなた自身の生活の質を上げていく】
力強い歌。こういう歌が野外のステージでパフォーマンスされている。歌の背景でロカビリーのリズムが薄らと入っているのが聴こえる。複数のステージで同時並行的にパフォーマンスが行なわれる形の野外フェスのようなものでのパフォーマンスだろう。それ ...
JACK=ON=THE=FIDDLE『(Hey!) Hey, Now! 』【踏み出す本当の直前に最後のチェックをすることも必要なんだよな】
この声や歌い方、めっちゃ自信アリアリな感じでぐいぐいと迫ってくるな。そんなに有名なバンドではないみたいなんだけど、それがどうした。まったくどうでもいいよ。HPには「サザンロック、カントリー、ブルース等「古き良きアメリカ音楽」を日本人に ...
Django Django『Surface to Air (ft. Self Esteem)』【すっきりした飲み口の“ごった煮スープ”のような曲】
紹介するのが遅れてしまったが、彼らの3作目が1月に発売された。知性的でユーモラスなポップセンス、その多彩なアレンジは健在。生音と電子音を混ぜたリズムに、さまざまな音楽的ルーツも交え、まさに洗練された仕上がりとなっている。ドラマーであり ...
yound『ぼくらはゆく』
【音楽を「良いな」と思えばジャンル関係なく自分の引き出しに入れて大切にすればいいのだ】
オルタナティブとかシティポップとか、なんとなく解るなあ的な言葉がジャンルとして使われたりするし、そういうのは見知らぬリスナーと無名の音楽の橋渡しとして重要なんだけど、実際に暖簾をくぐって音楽に接したら、もうそんなことはどうでもいい。接 ...
アカシック『いちかばちかちゃん』【おもしろいもの、好きなものがありすぎて、消費する時間だけがただ足りない】
「めちゃイケ」終わっちゃったね。2018年頭から最終回までは、武田真治のラジオ番組で語られる公式の様な予告を知りつつ見るのが面白かった。光浦靖子がサックス持ってて吹けるとか、濱口優がサックス持ってて吹けるとか、そういうサブ情報も。ビジ ...
Superfly『How Do I Survive?』
【こういう攻めた曲こそカッコいいシンガーだし、そういうのがカッコいい人はあんまりいないんだ】
Superflyが出てきた時にはよく聴いたなあ。でもテレビにあまり出ないアーチストの活動はいつしか日常から薄れていく。手元にCDがあればついつい聴いたりする機会も起こるけどネット上でいくら聴き放題だといっても、部屋の片隅にあるというの ...
odol『時間と距離と僕らの旅』【人気のない場所での静かな生活を望むがそれはどこにあるの】
様ざまな天変地異や艱難辛苦が続く2010年代では、もう地平線の向こうの庶事を想像するのが難しくなったと思う。想像するというよりあえての、知らない振りをした方が楽で、諸問題は属性のみならず、個々内に放り出されて、レディオヘッドの「No ...
GreenWorld『タイムリミット』
【バンドサウンドへの貢献に徹しているギターのなんという素晴らしさ】
バンドっぽいなあ。バンドサウンドって楽しいよなあ。そういう気分を久しぶりに味わえる感じ。いや、バンドは楽しいしどんなバンドを見ても楽しいんだけれども、なんか最近は「自分たちは○○バンドです」っていうようなアピールばかりが前面に出てる人 ...