集団行動『ティーチャー?』【学校って社会で起こることをみんなどうやって身につけてゆくんかね? っていう歌ですかね】
集団行動にもタイプがあって一糸乱れぬ手足の動きをするスポーツアクションと、うまくいってる風に集団を成立させるよう奉仕を強要する行動、ありますね。居酒屋前の路上で「二次会いくの?いかないの?」溜まってる人たちが嫌いで、当然そういうリーダ ...
Jorja Smith『Blue Lights』【2018年最高の一曲、マイベストソング!】
正確には2017年発表の曲だが、MV公開とアルバム発売に合わせ、2018年最高の一曲、マイベストソング、として扱わせていただきたい。とは言え、サマソニでも来日していて、そのライブを見ることができなかった私は、何もかも乗り遅れているのだ ...
ピロカルピン『京都』
【どこにも地名が出てこない、ご当地ソングとはかけ離れた京都ソング】
タイトルに京都とあればついつい聴いてみたくなる。京都暮らしの性というものでしょうか。タイトルに街の名前を付けた曲というのはアーチスト自身にもその街に対する思い入れが必然的に溢れてきて、その街に暮らしたことのある人には「わかるわあ〜」と ...
おかありな『スーサイドランデヴー』【musipl的2018年の顔】
2018年の最後に。今年はmusiplとしてはおかありなの年でした。1月の終わり頃にTwitterの過去レビューツイートをきっかけに盛上がって、2月〜4月に少々組織票のようではあったものの怒濤のアクセスが集まってもう大変。組織票という ...
JUJU『メトロ』
【思い込みや諦めこそが不必要なものだということに気付かせてくれる何か】
美しい。何もかもが美しい。JUJUの歌。小松菜奈の小顔。映像もサウンドメロディも美しい。が、それ以上に詞の世界が描く光景がとても美しい。簡単に変われない自分が嫌い。その自分が変わるきっかけがメトロのパスなんて、そんな単純なものじゃない ...
Himuro『フューチャ』
【こういう音楽に包まれれば、日々は少しずつ明るい方向に向かっていけそうな気になる】
軽やかな歌。希望に溢れる人の歌。フューチャというタイトルが本当にふさわしい。誰にも未来は決まっていないもので、バラ色の未来もあれば絶望に満ちた未来もある。どっちに転ぶかはまったくわからないもので、おそらくほとんどの人はバラ色とまではい ...
THE FULL TEENZ『You』
【サウンド上のファッションのようなもので印象を大きく変えることは可能だ】
京都のバンドTHE FULL TEENZ。数年前のMVではなんか垢抜けない3人組という印象だったのが、このMVではオシャレなこじゃれたバンドという感じになっちゃってて。メガネなどファッションが与える影響は大きいんだなあ。楽曲自体の傾向 ...
Ian Brown『First World Problems』【ローゼズ再結成とはなんだったのか。もはや完全に終わってしまったのだろうか】
ローゼズ再結成とはなんだったのか。あの熱狂は、もはや完全に終わってしまったのだろうか。再結成が衝撃的なニュースになり、彼らが世界中を回って数年。待望の3枚目のアルバムも出す、と言っておきながら、結局、何もない。そして発表されたイアンの ...
LUCKY TAPES『ワンダーランド』
【表現者の姿勢や生き方そのものが音楽になったポップミュージック】
LUCKY TAPESの初レビューが2年半前で、当時はまだその後の活躍が保証されているわけでもなく、すぐに消える可能性もけして小さくなくて、ただただポップだなあと感心したもので。しかし着実に支持を広げていって、今やそこそこ確固とした足 ...
キリンジ『千年紀末に降る雪は』【サンタは時代遅れになったから哀しいのか】
年の暮れになると決まってかけるのがモータウンクリスマスのCDで。楽曲とパフォーマンスのクオリティももちろん素晴らしい名盤なのだが、それ以上にこの季節の音楽としては定番感というのが大切だと思っている。定番というのは世間ではこれを聴くのが ...