土岐麻子『Jubilee』
【多少のデジャヴ感を残した新曲としての土岐麻子ワールド】
リリックビデオ。ということで、土岐麻子の歌う姿を見ることはできないのだが、歌声さえ聴ければそれで良し。このリリックビデオはこの春にリリースされたカバーアルバム『HOME TOWN』にあわせたもので、この曲は元はくるりの曲。チオビタドリ ...
THE INCOS『生きろ!』
【奥に秘めている真実のような綺麗さを知りたい】
突き抜けていると思う。この曲はとてもシンプルながらも勢いのあるロックナンバーで、ライブで演ればとても盛り上がることだろう。しかしながら何度も聴いているとボーカルの歌は決してリスナーを煽るような前へ前へ的なものではない。画面にはドアップ ...
bokula.『HOPE』
【聴いてると勢いを感じて高揚してくる、まさにロックの要件そのもの】
勢いがあるロックナンバーというのはとにかく心地いい。バンドそれぞれに想いも考えもあるだろうし、その結果表現されるものというのはさまざまでどれが良いみたいな順列は付け難いのだが、それでもやはり結果の表現にはバンドの何かは現れるはずで、こ ...
Cheap Trick『Boys & Girls & Rock N Roll』
【いつまでも我らのCheap Trickが現役で輝き続けてくれることを願いつつ】
「パワーポップの元祖」、Cheap Trickの最新作! この字面のインパクトだけでもかなりのものだが、なんと、彼らの通算20枚目のアルバムが発売された。このスタジオライブでも彼らの現役ぶりは伝わるはず。疾走感あふれるアレンジは、オリ ...
akagane bridge『藍色の季節』
【全体的にチャーミングなポイントが溢れてるMV】
このMV好き。音楽がとか、バンドがとか、そういうこととは関係なし(評価していないという意味ではありません)に、このMVが好き。どういうことかというと、この浜辺で演奏しているシーンを撮影しようと思い立ってから、実際に浜辺まで楽器を持って ...
(夜と)SAMPO『ノストラダムス』
【彼らが持っている本物性に誰もが気づくだろう】
声が、とても引っかかる。この曲はミディアムテンポの、どちらかというとバラードに入れてもいいくらいで、あまり毒も棘もない感じの曲で、MVでもほとんど動きもなくて、お嬢様的な雰囲気の衣装で静かに歌っている。だからどちらかというとアイドル的 ...
森山直太朗『どこもかしこも駐車場 feat.ハナレグミ』
【この異様な状況下の今を軽やかに乗り切ろうとしている様子が感じられる】
ウケる。タイトルの「どこもかしこも駐車場」というフレーズをただ繰り返すばかり。日本でも歌唱力表現力があると一定の評価があるはずの森山直太朗とハナレグミ永積タカシの2人がこのバラードを情緒たっぷりに歌い上げる。この動画が公開されているの ...
洸美『一杯茶』
【台湾系J-POPのもたらす和み溢れた慕わしさ】
ハミングしながら茶畑の丘を越えていったら台湾に着いていた様なhiromi『一杯茶・イベイツア』の軽やかさよ。ポットのお湯に入れると花が咲くように膨らむ茶葉なんて知らなかった!目で鼻でお茶を楽しむなんて知らなかった!他に知らないこと、あ ...
伊津創汰『はっぴーえんど』
【音楽の力ってすごいなと、改めて実感させられた】
シンプルに爽やか。歌詞の出だしはストレスフルな日常への不満をずっと繰り返していて、もっと心がどんよりとしてもいいはずなのに、そんなふうにはまったくならない。まさに、曲の力、音楽の力を見せつけられる想いだ。イントロからのハーモニカの音が ...
The Natvral『Sylvia, the Cup of Youth』
【彼自身のパーソナルな部分を開いて見せてくれたような曲】
今回は元The Pains of Being Pure at HeartのKip Bermanのソロプロジェクトを取り上げたい。2000年代のインディーズシーンにおいて、シューゲイザー・ドリームポップの再興隆を担ったバンドの中心メンバ ...