sachi.『ミライヘ』【すべての悩みに寄り添ってくれる「自由で良いんだよ」】
子どもを持つ親として、なにかしらの導きは義務なのではと思う。放置して良いわけはないし、放置しないのであればなんらかの指導を、教育を、すべきなのだろう。だがそれを一歩間違えば虐待と呼ばれている何かになる。子どものためというマジックワード ...
SLASH LYRIC『GoodBye』【それでも前に進むんだという決然とした意志のようなもの】
長野県の平均18歳のバンドのMV。長野市内なのだろうか、どこかの町を4人でズンズンと歩いて行く、そのうしろ姿を追っていく映像。けっして振り返ることなく歩いて行く。
きっと会えるよまたここで
GoodBye ...
Jamie xx『Idontknow』【The xxの頭脳、Jamieのこの自由さがたまらなく楽しい】
The xxの頭脳、Jamieのソロ作品がたまらない。本体のバンドは順調すぎるほどのステップアップを果たし、日本でも海外と比べてもそれほどの差がないほどの人気を得ている。それはもちろん信頼に値する(そして斬新な)音楽を生み出してきた結 ...
ES-TRUS『君がいて』
【サウンド的な個性を保ちつつこのボーカルを前面にきっちりと押し出していった先に】
ハードロックだ。彼らのHPにはエモーショナルロックバンドとあるけれど、確かにエモーショナルを掻き立てる力はあるけれど、エモと呼ばれる一連のジャンルとはあきらかに一線を画している。そんなジャンル論なんてどうでもいいじゃんという意見もある ...
Sori Sawada『水でもやるか』
【緊張感に満ちたサウンドなのにこんなに軽い、ポップだなあ】
この軽ーいテイスト。ポップだなあ。このSori Sawadaという人についてはまったく一切知らなくて、レビューする時にそういうケースは多いのでこの人だけ特別そうだということではないけれど、チャンネル登録が2万人超えの人気者のはずなのに ...
m-flo♡Sik-K & eill & 向井太一『tell me tell me』【どこでだろうと自分の実力でねじ伏せてやるぜ的な緊張感あるパフォーマンス】
m-floの新曲。復帰後のLISAも健在でなにより。そこに登場する3人の若手シンガーたち。Sik-K、eill、向井太一。実力あるな。m-floがこういう若手実力派シンガー(ラッパー)とコラボすることで若手の可能性が広がるんかなと思っ ...
山崎あおい『0314』【勝手な自分のストーリーを投影するにはピッタリの、包容力のある曲】
昨日レビューしたmotorpoolの曲で女性ボーカルのコーラスが「あれっ、何か聴こえた?」程度の存在感だと書いて。そんな書き方したら怒られたりしないかなとビクビクしながらサイトを見ていたら、この山崎あおいさんは彼女のソロとして活動をし ...
motorpool『Cloudy』【日常の中に時たま偶然に現れる一瞬の輝きのような時間を音で再現してくれるようなポップミュージック】
イントロから爽やか。ただ鍵盤だけのイントロというのはよくあって、そういうのが爽やかなのもよくあるけれど、この曲は最初っから鍵盤だけというのではない。鍵盤だけで爽やかなイントロの曲は他の音が混ざってきた時に「もう、鍵盤だけで進んでくれよ ...
Car Seat Headrest『Martin』
【顔を見ながら聴くわけではないから、マスクでも全然いいよ】
バンドの中心的存在、Willが何故かガスマスク姿に変貌した。少し前から、このようなペルソナを演出しているらしい。急にどうした、という戸惑いはもちろんあるし、素顔を(ほとんど)晒さないアーティスト(Daft PunkやMarshmell ...
あのね『暗闇を抜けたら』【悲しみマックスな現状と明確に向き合うこと】
みんな一緒に不幸になって欲しいな
そしたらこんなに悲しくならないのにな
冒頭の歌詞から「えええええ?」ってなる。どんだけ不幸やねん。どんだけ悲しいんやねん。そんな悲しみマックスな歌詞をサラリと平然と歌う。な ...