LUCKY TAPES『Actor』
【このサウンド的断捨離作業の先にあるものは?】
注目してるけどなかなか新曲をリリースしない彼ら。CDという形では2019年のリリースは無くて、配信でこの曲をリリースしたのみ。いい線行ってるのに解散とかいうバンドも多い中彼らはどうなんだと心配したりなんかして。だからこういう配信1曲の ...
LUCKY TAPES『MOOD』【思考を尽くして辿り着くLUCKY TAPESの刹那的な態度】
刹那的、といえば良いのだろうか。この曲に広がる投げやりな態度表明。だが本当に今しか見ずに刹那に耽っているとはとても思えず。所詮という言葉があるけれど、人が行き来できる範囲には上にも下にも右にも左にも限界があって、今居る場所で何ができる ...
LUCKY TAPES『ワンダーランド』
【表現者の姿勢や生き方そのものが音楽になったポップミュージック】
LUCKY TAPESの初レビューが2年半前で、当時はまだその後の活躍が保証されているわけでもなく、すぐに消える可能性もけして小さくなくて、ただただポップだなあと感心したもので。しかし着実に支持を広げていって、今やそこそこ確固とした足 ...
LUCKY TAPES『Gravity』【愈よな彼らの本懐が表出してきた空気感が充溢している】
異常は正常が機能調整しているときにこそ、意味の付与を及ぼし、サイケデリアは現実の切れ端の橋渡し役として、なんて悠長なことを言えるには編集されてしまう瀬で静かに揺れることができるリズムとはどこまでの低度を持つのだろうと考える。海に潜った ...