Lucky Kilimanjaro『雨が降るなら踊ればいいじゃない』
【音楽にはできもしないことをしてみたくさせる力がある】
タイトルがタイトルなので旧い世代としてはジーンケリーのミュージカルを連想する。しかし聴いているとLucky Kilimanjaro節全開のサウンドで、確実に2020年代の音楽。ああ、こういうのだよな、既に時代はどんどん先に行くんだよな ...
Lucky Kilimanjaro『Drawing!』
【閉塞感の中で出会った、僕らを突き動かそうとするエネルギー】
約1年半前に彼らのレビューをした時に「閉塞感の打開への意志が強く打ち出されていて心地良い」と書いた。ひとりの夜という押しつぶされそうな闇の中をズンズンと突き進む心地良さ。心地良さというか、突破力のようなものを感じたのだった。それからさ ...
Lucky Kilimanjaro『ひとりの夜を抜け』【もう一息の背中を押してくれるカラフルなポップネス】
ほぼ1年前にレビューしたLucky Kilimanjaro。その時の曲はポップに純化したミュージック9割以上という印象だったが、この曲では歌詞にかなりの重点を置いた作品に仕上がっていてちょっと驚いた。昨日のレビューでは音楽は時代を反映 ...
Lucky Kilimanjaro『Favorite Fantasy』【これはシティポップなのか?そもそもシティポップって何だ?】
とても軽快なポップミュージック。そしてどことなく懐かしい印象。こういうのを、シティポップと呼んでいいのだろうか、よくわからない。例えば冒頭から「青山通りを抜け」や「ロンリーボーイ/ロンリーガール」「魔法をかけ」といったフレーズが散りば ...