Gaspard Augé『Hey !』
【ミステリアスでヴィジュアル面にも重きを置く彼ららしい】
フレンチ・エレクトロ・デュオ、JusticeのGaspardがソロデビューした。アルバムも発売されたばかりだ。JusticeだったらXavierのほうがソロ活動をしそうなイメージがあったので、正直、驚かされた。個人的にはJustice ...
SonoSheet『エピローグ』
【自分たちのオリジナリティが極まった、夏向きのサウンド】
なんかどこか懐かしくて、聴いたことあるぞと思ってMVを眺めてたら、この少しばかり暑苦しいルックスの熱唱。なにかどこか懐かしいんじゃなくて、こいつら知ってるんだった。つっても個人的に知ってるとかじゃなくて以前にレビューしてたということで ...
スチャとネバヤン『ネバやんとスチャやん』
【新しい時代のメッセージソング】
Bose、歳を重ねたな〜。ベースボールキャップをかぶった彼おきまりのスタイルは健在で、それが重ねた年齢とのギャップを一層に増している。おっさんになったらあまりかぶらないものな、野球帽。でもそれは彼のスタイルだしトレードマークだから仕方 ...
the cibo『BEHIND』
【もっと売れるべき、というより高く評価されていいと思えるくらいの迫力と存在感に満ちている】
久しぶりに見たぞthe cibo。激しいのに激しさだけが目立つような種類の音楽ではないし、激しさだけを売りにしているわけでもない、多分。よくよく聴いているとこのボーカル前川翔吾の声はハイトーンで甘い系。ラウドロックとかいう感じの声では ...
nikiie『Dolphin』
【音楽の変化の中に、アーチストの人生の変化など想像してみるのも興味深い】
2014年に最初のレビューをしたNIKIIEはそ2011年に年間でいちばん聴いたアルバムのアーチストだった。その後活動の様子をとんと聞かなくなり、つい最近偶然にこのMVを見つけた。こういうの、嬉しい。10年を経て届いた曲はなんともルー ...
熊木杏里『誕生日』
【とても優しく強いことを歌っている】
誕生日なんて365日のうちのただの1日で、だから他の普通の日とどこも変わりやしない。そりゃそうだ。歳を重ねてくれば自分の誕生日のことなどどうでもよくなるし、そもそも自分が何歳だったのかさえあやふやになる。でも、小さな頃には誕生日はやは ...
魅惑ハレーション『答え合わせ』
【伝えようという意思が、伝えたい中身が、この声を強い歌声にしている】
この強い歌声が好き。息を吸い込んで腹の底から思いっきり吐き出せば大きな声は出る。大きな声は時として威圧感を伴う。怒って相手を威圧したい人が大声を出すのはそういうことだ。しかし、意思の伴わない大声に強さは無い。ただ大きいということだ。た ...
村田知哉『東京』
【たくさんの『東京』は哀愁に満ちていて、愉快全開みたいな曲はまず持って無い】
理解することを拒絶するかのようなMVだ。7年ほど前にレビューしてそのポップさが今も衝撃的で記憶から離れなかった村田知哉が作る『東京』という曲。この曲を聴いて、何度も聴いて、7年前のレビューを読み返すと「何度聴いても言葉が意味し表現する ...
マッシュとアネモネ『マドワク』
【投げやりな感じなのに強い歌。そんなもの存在するはずないだろうと思うが、ここにある】
約2年前に彼らの曲『シーサイド』のレビューをして、その時に投げやりな感じをプラスの表現として評価した。投げやりな感じをプラスと評価する人はそんなに多くないと思ったし、彼らが活動を続けていく中でそれを否定して修正しようとするスタッフが現 ...
小沢健二『泣いちゃう』
【ああ、人間の本質というのはそんなに変わらないものだな】
小沢健二、自由だなあ。何やってるんだろう彼は今。海外アーチストだと数年かけて世界を回ってコンサートして、数年休養して、またアルバム作って世界を駆け巡るみたいな人はいるけれど、そういうアーチストの数年休養は音楽活動サイクルの中のパートだ ...