J Hus『Did You See』【ポップソングの本質を体現した、私が「恋に落ちた(やっと会えたね)」今年のベスト】
個人的に本年最後のレビュー。ということで、私の2017年度ベストソングを扱わせていただきたい。Calvin Harrisの「Feels」やDua Lipaの「New Rules」、以前レビューしたThe xxの「On Hold」あたり ...
満島ひかり・小沢健二『ラブリー』
【いつか自分のキーで歌う満島ひかりのラブリーを聴いて比較してみたい】
小沢健二がカリスマだというのはある世代にとっては常識なのだが、それをフリッパーズギターの小沢としてなのかソロのオザケンとしてなのかは人によってわかれるところだろう。ただ、いずれにしても活動しなさ過ぎだろうという気は正直する。いやいやラ ...
大比良瑞希『見えない糸 ~Never Be The Lonely One~』【寂しさ、孤独さ、冷たさといったものが際立って、かえってホッとする】
この人はヘウレーカのボーカルだった人。musiplを始めた頃にレビューして、ホントに大好きだったMV『falling』なのだが、その後ヘウレーカも解散。当時のレビューにあるHPへのリンクももう活きてません。でも、ヘウレーカのボーカル大 ...
Mr.Children『himawari』【言いきってしまう前に、時計をとめて、未来を語り合ってみるために】
宗教的・政治的・国際学な意味を抜きに、フラットに今年のクリスマス・フェアは低温にも盛り上がっている気がする。
ましてや、クリスマス・ソングはというと、バックナンバーなどの新しいものは個別にスタンダードに、普遍的なものはどこ ...
blue but white『you never lost me』
【彼らや彼らの音楽と接していくのが距離感として】
なんか気になる。なんか気になるのですよこれ。9月にも彼らの曲をレビューして、その時点で具体的なアーチストの情報はよくわからず。でも曲が良いし声が良いし、ついついとりあげてしまう。で、今回また偶然にこの曲にぶつかって、9月の時の彼らだと ...
Outsider『Míol Mór Mara』【FIFA最新作から、純度100%に青春っぽい一曲をご紹介】
私が勝手に恒例にしているだけなのだが、サッカーゲームFIFA最新作のサウンドトラックの中から、これは! と思う一曲を挙げる時期がやってきたよ。やってきたよ、と言われたところで、皆さん、きょとん、とされるはず。だが、FIFAシリーズはそ ...
chelovek.『tiny ritual』【グレイトなバンドへの成長過程にある、ヒネクレつつも心地良いバンド】
バンドにとってこだわりがあるというのは良いことでしかなくて、だってこだわりの無いバンドの音楽なんて聴きたくないでしょうそうでしょう。でも程度問題というのもあるわけで、こだわりがヒネクレになって、ヒネクレがヒネクレそのものに価値を見出し ...
My Hair is Bad『戦争を知らない大人たち』【秩序や共同体が壊れるときに人は何に向かうか】
“戦争を知っている大人たち”の一人として、秩序や共同体が壊れるときに人は何に向かうか分かるだろうか。支え合いや互助もあれども、結局は痛覚への「麻痺」だと感じる。現実感の麻痺。目の前に起きていることに思想が追いつかない。ギターノイズに塗 ...
ARB『乾いた花』【小さなステージで、ファンの熱気と揉みあいながらのライブが似合ってた】
ARBのライブを最初に実際に見たのは後楽園ホール、ボクシングの聖地でステージはリングだった。その後何度か観て、最後に観たのは解散した代々木体育館大ホール。なんだろう、違和感をずっと持っていた。バンドは活動して知名度が上がり、当然のよう ...