NUMBER GIRL『透明少女』【久しぶりに見た、再結成後のナンバガ】
NUMBER GIRL、知らないうちに再結成してた。しかも再結成から1年以上経過していた。2002年の解散から17年ぶりの再結成ってどうなんだろうか。最初の活動期間が7年だったので、その2.5倍もの期間が過ぎ去ってて。それでも待ち望ん ...
ひうらまさこ『Sunglow』【今、多くの人に届くフォーマットは、ディスクや配信の他に、ゲーム収録曲というのも有りますね】
2006年にマサコの『ポトス』というCD-Rを買い「おかしな夫婦アボカドを育てた♪」って曲を今でも愛聴し、それ以外の音源は無いのだと思い込んでいたら、ゲームソングに彼女の歌声をみつけてびっくり。人の歩んだ道にかかった虹を見た気持ち。例 ...
COWCITY CLUB BAND『ランデヴー』【他者と較べた自分ではなく、シンプルに自分】
このシンプルなロックンロールがとても清々しい。シンプルなロックと一言でいってみたものの、シンプルな表現というのが一番難しい。なぜならシンプルな表現というのはもう何人もの過去のアーチストがやってきていることで、過去のアーチストの中には大 ...
Grouplove『Deleter』【座って聴いていたのに、いつの間にか立ち上がっちゃってる】
カウントのかけ声から始まるイントロの疾走感、軽快だけどエモさもあるヴォーカル、どんどん高まっていくこの感じ。座って聴いていたのに、いつの間にか立ち上がっちゃってる、みたいなノリ(というか、まんま私のリアクションだ)がとにかく気持ちいい ...
PELICAN FANCLUB『Amulet Song』
【お守りの歌という意味を持つこの曲が、次の一歩を見守ってくれる不思議な力を】
歌詞をよく読んでみる。歌詞なんて曲とセットで成立するものだから、メロディーやビートを抜きにして言葉を追うことのなんと虚しいことか。しかしながらこのサウンドに身を任せて断片のみを拾うようでは、この歌詞に込められた意図を受け取ることはでき ...
鈴木実貴子ズ『問題外』【少数派からの悲痛な声を代弁するように歌うマッチョな歌】
個人的には女版長渕剛と思っている。それは音楽のサウンド的メロディ的リズム的なものを押し出して表現するよりも、歌詞の中に込めたメッセージを押し出して表現することに大きなウェイトが置かれたアーチストだからだ。だったらメロディなんてつけずに ...
The Rolling Stones『Living In A Ghost Town』【家に籠る澱んだ気持ちをストーンズだって同じように味わっているのかと思うと多少気がまぎれる】
外出自粛の日々。日本では自粛だけれど海外では禁止のところもある。音楽ビジネスがライブをメインの収益源にするようになってもう10年20年という感じだけれども、そのライブが感染源として指摘されるものだから、ライブも中止の嵐で。それは仕方な ...
2020年4月マンスリーランキング
宮本浩次、53歳。一昨年の椎名林檎とのデュエット以来ソロ活動ばかりが目立つ。バンドとしてのライブは昨年も行なっているものの、楽曲のリリースはソロばかり。で、今月
鳴かぬなら『感謝状』
【素晴らし日々が待ち受けているという未来への予感】
淡々と歌われる感謝の気持ち。複雑なことなど一切無い演奏で、朴訥という言葉がふさわしい表現。なのにじんわりと響いてくる。響いてくるというよりも、沁みてくる。温かい気持ちになってくる。音楽の力というのはあるよなあとあらためて感じられる。
Motto Pog『願いの唄』【ソーシャルディスタンティングの見本のようでもあるMV】
青森の若手バンドのMV。なんか違和感がある。なんだろう、なんだろうか。そうだ、距離が離れているんだ。いくつかテトラポッドが見えるのでどこかの港湾の防波堤の上なのだろうか。そこにベース、ギターボーカル、ドラムが並んで、演奏している。それ ...