アラウンドザ天竺『Auto Rock Is Dead』【悪ふざけ系ラウドロックの、これは頂点だと言っていいのではないだろうか】
アラウンドザ天竺好きだわ〜。このKISSか聖飢魔Ⅱかというような悪魔(?)メイクはネタなのか? そしてこの動画のアーチスト名に「Ninja of Samurai(アラウンドザ天竺)」とか書いてあって、どう表記すべきか迷うが、まあいいや ...
Lana『それだけで』【カッコいい音を100%追求している方がリスナーにとっては重要なことなのでは】
シンプルでカッコいい。ロックバンドの初期衝動に特に理由なんて要らなくて、シンプルに音を掻き鳴らして、それがカッコよければそれだけでOKのはずで。でもそれだけだと見知らぬ誰かに音を聴いてもらうというところまでなかなか到達しないものだから ...
田原俊彦『愛は愛で愛だ』【ああ、変わらないな、と思える理由のひとつが】
このところ田原俊彦を目にする機会が増えたなと思っていたら、シングルがリリースされたそうだ。一時期はジャニーズから距離を置き、そのせいかメディアに出てくることもほとんど無くなっていた。90年代前半にメディアといえばテレビのことで、You ...
THE SKIPPERS『TOGETHER』
【熱量を持ったバンドじゃないとできない熱い働きかけ】
いい! いいよこれ。普段めんどくさい文を長々と書いている僕ですけど、そして音楽鑑賞をする上でそういう考察も意味あることだと信じてるんですけど、結局はこういうシンプルに猪突猛進なエネルギーよりも大切なものってあるんだろうかって気分になり ...
シバノソウ『あの夏の少女』【昨年のレビューにあるライブ動画と比較してみるのも面白い鑑賞の方法かもしれない】
1年ほど前に北沢東京氏がエモーショナルな歌としてピックアップしていたシバノソウ。「いずれ千万になる再生回数100に3いいねの時代に」という切り口で取り上げていたのはどこかのライブハウスでギター弾き語りの彼女。MCトークから始まるその動 ...
Keleketla!『International Love Affair』【漂うのは、圧倒的なピースフルなムード】
Ninja Tuneという最高にクールな名前のレーベル。その主宰者でもあるColdcutが新プロジェクトを立ち上げた。それがKeleketla!だ。同名のアルバムがすでに発売されていて、これがもう全編たまらない。これはその中の曲をセッ ...
CoCoCinema『midnight romance』【こういうのを一皮むけたといえばいいのだろうか。イイよ、イイ!】
こういう声、やっぱ好き。歌ものポップを聴く時になんといっても重要なのは声だと思う。そのことに異論があるのも知ってるし、同意する人が僕の好きな声を好きだとも限らないわけで、だからこの曲をこの声を好きだという僕のレビューがまったく参考にな ...
The Shiawase『ポテトサラダ』
【手がかからなくなったことに戸惑って苦悩するという愛情の一形態】
子どもが独り立ちした親の気持ちをダラダラと綴っている。めっちゃいい。このダラダラ感がリアル。力が入らないのだ、きっと。それまで忙しく世話する時間が1日の大半を占めていて、それがパタッと無くなる。その脱力感はすごいだろうなと思う。めっち ...
Norah Jones『Good Morning』
【気軽にこういうプライベートライブを開催して欲しい】
つい最近のこと、朝起きてスマホでfacebookをチェックすると新着情報のところにNorah Jonesのライブが始まりましたとある。ん? このNorah Jonesって本物なのか? それとも同姓同名のただの人なのか。アイコンは本物っ ...
HANDSIGN『この手で奏でるありがとう』【何かが足りなくて何かが満たされていた、みんなの家とは違う素敵なこと】
『この手で奏でるありがとう』は世界一静かな家庭と表現される手話の一家の歌。耳の聞こえない両親と、聞こえる娘の出来事。「なぜ、うちだけ周りの友だちの家と違うの?」は大小あれど子どもは通過するもの。なんでお小遣い少ないの?なんでゲーム禁止 ...