ATLANTIS AIRPORT『NEO TOKYO』【笑顔と根拠無い元気を持った、スーパーポジティブ感】
割と普通。いや、突然こんなことを言ったらまるでディスっているように思われるかもしれないけど、そうではないです。ATLANTIS AIRPORTは2013年の12月にライブ動画についてレビューした(現在は動画がなくなってますけど)んだけ ...
Arcade Fire『Everything Now』【心地よさとぞわぞわした感動が併存する5thアルバム表題曲】
この夏、楽しみにしていた4年ぶり5枚目の新作がリリースされた。2枚組というボリューム感、楽曲の壮大さも限界まで行き切った前作から比べると、少し落ち着いた印象を受ける。ストリーミング主流のこのご時世に重厚なアルバムもいかがなものか、とい ...
sooogood!『diamond』【耳をふさいで目をつむる/心臓の足音だけが鳴り響く】
今年の一大事件といえるカルヴィン・ハリスがファレルやケイティ・ペリー、フランク・オーシャンなど豪華で多岐にわたるアーティストをフィーチャーして世界基準でのポップ・アルバム『Funk Wav Bounces Vol.1』を創ってきたとい ...
ニブンノセクステット『umi』【ホンモノのダークさが滲み出るすごさ】
潮風の爽やかそうな海の風景から始まるMV。だが歌われるのは破滅と沈降の想い。爽やかとは真逆の内容に似合う、眼を見開いた表情と喉をひっくり返したような怒声のような歌。こういう歌をどうして思いつくんだろう、そしてなぜそれを歌うんだろう、さ ...
ケツメイシ『友よ ~ この先もずっと・・・』
【辛い時は何でも話してよというフレーズが残って進んでいく人生は】
音楽業界に入っていくつか驚いたことがあるが、そのひとつが、ロックバンドが割と普通にアニメの主題歌を担当することだった。え、君の歌は魂の叫びだったんじゃなかったのかそれがアニメか、と。その場合シングルのジャケットがメンバーの写真じゃなく ...
GANG PARADE『Beyond the Mountain』【シンセブラスはエフェクトを味方にギターソロと張り合うキーボード音色として覚醒】
シンセサイザーで音の豊かさを測れる音色、ストリングス(擦弦楽器系)とブラス(管楽器系)は、シンセ成熟期から別の道を歩みだした。電子音と気づかれればオーケストラの代用と受取られるシンセストリングスに対して、シンセブラス(シンセリード)は ...
showmore『rinse in shampoo』【私が生きてるこの街もきっと全部ウソで】
リンスインシャンプーって、どうですかね、使ってますか。先日偶然にもリンスインシャンプーを買ってきて使い始めたところ、なんか泡切れが悪い。シャワーで流しても全部流れていかないみたいな感じがあって、今のが無くなったら次はシャンプーとリンス ...
Washed Out『Get Lost』【「チルウェイヴの代名詞」Washed Out史上、最も“踊れる”一曲】
うひょひょー、この浮遊感、たまらない。のっけから奇声を発生した件を、どうかなかったことにしてもらいたいところではあるが(奇声のチョイスも同様)、やっぱり、たまらない。Washed Outの新曲がやたらとかっこいい。チルウェイヴというジ ...
環ROY『はらり』【同時にどこかでまたきっと新たな芽吹きも聞こえてくると信じながら】
旬に旬のものを手に、ときにめでられるだけでありがたいと思える日々が続くということそのものが貴重でかけがえなく、ありがたい。花鳥風月がまるで深い霧の向こうで遠くの仮想現実の中に閉じこまれてしまうかの様な世の速度に巻きとられながら、なおさ ...
The Taupe『テンプシーコーラ』【年に2回くらいはこういうの聴いた方がいい日がきっとあるはず】
なんでこんなに揺れたビデオを作るんだろう、見てて目がクラクラするぞ、でもこのクラクラ感が一種のトリップにつながるんだろうか、よくよく聴いてると単調なギターリフもトリップ感満載だし。この一種単調な楽曲は一種のラップなんだろうかヒップホッ ...