オールタイムベストソングス! 〜2000レビューを超えて〜
新型コロナで自粛の嵐。そんな中、高校の同級生がFBの同級生グループで「こんな時だから、各自の好きな曲オールタイムベスト3曲を発表しよう!」と提案してて。何人かが自分のベスト3曲を挙げてくれてて面白かった。僕らの青春時代には同時代に生きてれば全員知ってるという曲が多くて、だからみんなの挙げるベストソングが全部懐かしい。いやあありがとうみんな。
だから僕もと思うけども、僕が挙げ始めると「そんなの誰も知らんぞ」的なマニアックな曲目になってしまうのは明らかなので、そのグループで発表するのは難しいかなあと確信しました。なので、ここで発表します。2000レビューも超えたことだし、ちょうど良いタイミングですよね。
いくつかのカテゴリーに分けてあります。
懐かしの曲たち〜男性ボーカル編 (6曲)
懐かしの曲たち〜女性ボーカル編 (8曲)
夜更けに聴きたい曲たち (5曲)
エネルギッシュな曲たち (6曲)
ジワジワくる曲たち (7曲)
しんみりする曲たち (4曲)
ニヤニヤする曲たち (2曲)
POPな曲たち (5曲)
注目アーチストの曲たち (8曲)
それではいきます。全部で51曲!
(PCで見ると画像の大きさが各曲で違ってますけれど、これはmusiplを運営するこれまで6年半の中で画像の保存サイズを変更したからです。大きな画像は比較的新しくレビューしているもので、アーチストや曲への思い入れとは関係ありません。スマホで見る時は同じサイズに調整されてるはずです。)
(一部の曲については、楽曲の動画がすでに削除されているものもあります。ですがマイベスト曲であることには変わりありませんので、ここでは紹介してます。CDやストリーミングで聴くことができるものも多いので、興味があれば探して聴いてみてください)
懐かしの曲たち〜男性ボーカル編
Kiyoshiro & Chabo『君が僕を知ってる』
原曲はRCサクセション。1990年に突然活動中止して。解散じゃないからいつかは再開するんじゃないかと期待していたのに結局再開ならず。でも最後のメンバーだった清志郎とチャボのセッションは時々行なわれてたし、リンコさんともやってたんじゃなかったけかなあ? とにかく、清志郎とチャボが2人でプレイする『君が僕を知ってる』はRC再開を待ちこがれていたファンたちにとってもかすかな希望のような、夢のようなひとときでした。
フジファブリック『若者のすべて』
志村正彦の突然の死によってフジファブリックは美化された過去になるところでした。山口百恵が引退によってずっと美化されたままになったように。ところが志村以外のメンバーがバンド続行を決意し、もう10年。今では志村のことをよく知らないファンも増えてきているという。そういうの、イイなあと思う。けど僕は古い人間だから、志村の歌うこの曲がやっぱりイイよなあと今でも思います。
BUCK-TICK『惡の華』
ビクターに入社した平成元年に最も勢いのあったのがBUCK-TICK。ラジカセのCMと長髪を逆立てたヘアスタイルが彼らをスターにして、満を持してリリースされたのがこの『惡の華』。たくさん売れたなあ。営業マンののちに宣伝部に配属され、テレビの収録などで時折メンバーとも現場を同じくしたけれど、売れた後の彼らはスキャンダルもあり、リリース間隔も長くなったし、曲がどんどん難解になっていったので、個人的には『惡の華』がBUCK-TICKマイベスト。
初恋の嵐『真夏の夜の事』
初恋の嵐、どうなんだろうなあ、知ってる人は少ないのかなあ。メジャーデビュー直前にボーカルを失ってしまったのに、その後トリビュート盤なども制作されるなど多くのミュージシャンからの熱い支持を集めていた彼ら。しかし誰かが支持していたとか関係なく、自分が車の中で聴いたラジオから流れた曲に感動したという事実が今も忘れられていないということが、自分にとってのベストソングであるということの証なのだと、そう思うのです。
RCサクセション『ヒッピーに捧ぐ』
RCサクセションが僕の大学時代からのヒーローだったのは間違いないことで、日比谷野音の最前列で観たり、ソロ活動の中野サンプラザでも最前列で観たり、西武球場ではスタンドの最後列で観たりと、いろんなライブを観たなあ。彼らの曲は硬派で厚いロックサウンドでありつつも、詞とメロディが持つ内向的な繊細さが最大の魅力。この曲は友の突然の死を俄には受け入れられなかった主人公が、日常に存在する隙間時間のようなところで悲しみにはまり込むように泣いたという詞がリアル。僕の友人が突然死んだ時にはやっぱりこの曲が真っ先に思い浮かんだことを悲しく思い出します。
ユニコーン『人生は上々だ』
ユニコーンの代表作は『大迷惑』だろうと思うけれど、僕も大迷惑は好きだけど、この曲も好き。