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BROCKHAMPTON『BOOGIE』【一気にテンション最高潮状態に持っていかれる、疾走するヒップホップ】

12月に新譜が発売されたのだが、年末ぎりぎりでなければ、各メディアのベストアルバム候補にがんがん上がっていたと思えるほどのすばらしいアルバムだ。この曲ものっけから一気にテンション最高潮状態に持っていかれる。疾走するヒップホップが楽しい。また、ラッパーからディレクターやプロデューサー、グラフィックデザイナーなどが集まった10人以上のグループという成り立ちも興味深い。何から何まで自分たちの手で行い、表現していくその姿勢は、創作における自由さの象徴でもある。この曲収録のアルバムは3部作の最終章に位置付けられており、今後、どんな展開を見せるのか、そこも注目。でもこれだけの大人数なら、「オレは打ち上げのお店予約担当だぜ!」みたいなやつはいないのかな。それはマネージャーがやれよ、って話かもしれないが、選んだお店に外れなし! まずつきだしのレベルからして違う! 的な才能があれば、いけるか。いや、いけないか。

(2018.1.31) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl