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Squid『Pamphlets』
【新たな爆発が起こりつつあるような、このわくわく感】

6人編成(バンドのメンバーは5人らしいが)のこの並びを目の当たりにするだけで興奮してしまう。同じレーベル(WARP)の先輩、Battlesを彷彿させる劇的な曲展開と、同じく!!!を連想するようなハイテンション。これはノリノリ必至じゃないか。ここ一年半ほどの間、レビューで扱ってきたblack midi、Black Country,New Road、Dry Cleaning同様、新しいUKロックの高揚を感じさせる。期待のデビュー作も5月に出たばかり。「ロック不毛」の時代において、新たな爆発が起こりつつあるような、このわくわく感。これが短期間だけの脈流とならず、より熱く盛り上がっていくことを願っている。というか、この曲を聴けば、そんな疑念も一気に吹っ飛んでしまうほどの強烈なパワーだ。それでいてクールで知的なところもいい(この辺りが新世代UKロックの特徴かもしれない)。ここまで熱狂的に語ってきたものの、同時に「バンド名、イカ?」という思いが絶えずちらついていることだけは最後にお伝えしておきたい。

(2021.6.23) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl