Martin Garrix feat. Bono & The Edge『We Are The People』
【いつものアンセムと違う不思議な感慨を受ける】
オリンピックに関して未だに問題点が露呈し続ける中、一足先にサッカーのユーロが一年遅れで始まった。大会公式ソングを手がけたのはMartin GarrixとU2のBonoとThe Edge。開会セレモニーではピッチに現れず、ヴァーチャル映 ...
OTOGI『白い息は君の煙』
【こうして聴く者の心をダイレクトに掴みにくる声】
歌に感情がこもるのはその歌っている人の感情が溢れるほどに存在しているからだという説があって、それはそれで一理あるとは思うけど、やっぱりそんな感情論で説明していてはいけないと基本的に思っている。ある歌手が歌う際にいつだって感情を溢れさせ ...
ヤングスキニー『バンドマンの元彼氏』
【あり得そうもないことを歌う、一種のファンタジー】
男のダメなところを女の視点で歌うヤングスキニーの曲。出てくる男のなんと勝手なことか、ダメなことか。それを、女が許している。別れてもなお好きだという気持ちを残している。そういう妄想のようなものを男が歌う。ずるい。というか、バカだよなあ。 ...
スチャとネバヤン『ネバやんとスチャやん』
【新しい時代のメッセージソング】
Bose、歳を重ねたな〜。ベースボールキャップをかぶった彼おきまりのスタイルは健在で、それが重ねた年齢とのギャップを一層に増している。おっさんになったらあまりかぶらないものな、野球帽。でもそれは彼のスタイルだしトレードマークだから仕方 ...
the cibo『BEHIND』
【もっと売れるべき、というより高く評価されていいと思えるくらいの迫力と存在感に満ちている】
久しぶりに見たぞthe cibo。激しいのに激しさだけが目立つような種類の音楽ではないし、激しさだけを売りにしているわけでもない、多分。よくよく聴いているとこのボーカル前川翔吾の声はハイトーンで甘い系。ラウドロックとかいう感じの声では ...
nikiie『Dolphin』
【音楽の変化の中に、アーチストの人生の変化など想像してみるのも興味深い】
2014年に最初のレビューをしたNIKIIEはそ2011年に年間でいちばん聴いたアルバムのアーチストだった。その後活動の様子をとんと聞かなくなり、つい最近偶然にこのMVを見つけた。こういうの、嬉しい。10年を経て届いた曲はなんともルー ...
Squid『Pamphlets』
【新たな爆発が起こりつつあるような、このわくわく感】
6人編成(バンドのメンバーは5人らしいが)のこの並びを目の当たりにするだけで興奮してしまう。同じレーベル(WARP)の先輩、Battlesを彷彿させる劇的な曲展開と、同じく!!!を連想するようなハイテンション。これはノリノリ必至じゃな ...
カメレオン・ライム・ウーピーパイ『Play With Me』
【ボーカリストとしての成長と突き抜け】
極めてキレのいい曲だしボーカルだ。彼らのホームページのようなリンクツリーのようなページにあるプロフィールによれば「音楽性を一つのジャンルに定義することは非常に難しい」と書いてある。であれば過去の曲を一通り聴くしかないわけで、Spot ...
Bamboo『サクタメの花』
【肩の力が抜けたナチュラルな表現が、魅力的にバンドを進化させている】
なんか突き抜けてるな、と思う。YouTubeのバンドを紹介するような表現には「破天荒ポップロックバンド」とあって、そんな破天荒じゃないよなと思ったし、ポップロックバンドというよりもポップバンドといった方がいいような軽やかさだよなあと思 ...
熊木杏里『誕生日』
【とても優しく強いことを歌っている】
誕生日なんて365日のうちのただの1日で、だから他の普通の日とどこも変わりやしない。そりゃそうだ。歳を重ねてくれば自分の誕生日のことなどどうでもよくなるし、そもそも自分が何歳だったのかさえあやふやになる。でも、小さな頃には誕生日はやは ...