Absolute area『遠くまで行く君に』【きっと帰ってくるのだ。そう思いたくともほとんどの場合、遠くに行く人は帰ってこない】
大切な人が去っていく。去っていくのではなくて遠くに行く。だからきっと帰ってくるのだ。そう思いたくともほとんどの場合、遠くに行く人は帰ってこない。共有していた時間や記憶は連続しているから共有なのであって、一旦途切れるともう記憶でしかなく ...
あいみょん『マリーゴールド』【あいみょんに拍手を送った大晦日だった】
昨年末の紅白歌合戦で注目していたのはあいみょん、DAOKO、Suchmosの3組。YOSHIKIとHYDEが一緒に出るとか、布袋がバックギタリストで石川さゆりと出るとかもあったし、サザンの演奏にユーミンが乱入したとかいうこともあったわ ...
GONTITI『Tree Rings』【40周年! 彼らと同じだけリスナーの僕らも歳を重ねているのだ、気がつきにくいだけで】
ゴンチチ40周年。20周年はもはや当たり前、30周年ともなるとベテランだなあと思うけれども、40周年となってくるとなかなか見ない。だって20歳で結成しても60歳になるわけで。たまに何十周年といって突発的にライブしたりするバンドはあるけ ...
田川伸治『スワロウテイル feat.山﨑和也』【「誰かのために生きてきた」という歌詞が何度聴いてもひっかかる】
何度聴いてもひっかかるのは、「誰かのために生きてきた」という歌詞だ。この国には誰かのために生きるべしという呪縛がかけられている。子は親のため、親は子のため。自己犠牲をして社会に貢献せよ。耳ざわりはいいかもしれないが、それは戦時中の国の ...
集団行動『ティーチャー?』【学校って社会で起こることをみんなどうやって身につけてゆくんかね? っていう歌ですかね】
集団行動にもタイプがあって一糸乱れぬ手足の動きをするスポーツアクションと、うまくいってる風に集団を成立させるよう奉仕を強要する行動、ありますね。居酒屋前の路上で「二次会いくの?いかないの?」溜まってる人たちが嫌いで、当然そういうリーダ ...
Jorja Smith『Blue Lights』【2018年最高の一曲、マイベストソング!】
正確には2017年発表の曲だが、MV公開とアルバム発売に合わせ、2018年最高の一曲、マイベストソング、として扱わせていただきたい。とは言え、サマソニでも来日していて、そのライブを見ることができなかった私は、何もかも乗り遅れているのだ ...
ピロカルピン『京都』
【どこにも地名が出てこない、ご当地ソングとはかけ離れた京都ソング】
タイトルに京都とあればついつい聴いてみたくなる。京都暮らしの性というものでしょうか。タイトルに街の名前を付けた曲というのはアーチスト自身にもその街に対する思い入れが必然的に溢れてきて、その街に暮らしたことのある人には「わかるわあ〜」と ...