LUA『魔法使いの恋』【時代はもう本当に変わったのだなあ】
軽快なポップミュージック。朝からこんなポップなサウンドが展開されてるのに出会うとそれだけでハッピーな気分になるから不思議だ。それがポップミュージックというものの力なのだろうし、こういう音楽がもっとたくさん出てくれば、それだけで世界はち ...
The Specials『Vote For Me』【21年ぶりのアルバムリリースを待ちつつ聴きまくりたい】
2トーンスカのレジェンド、堂々たる帰還。今回、オリジナルメンバーだったTerry Hallがシングルの音源としては37年ぶりに復帰、というのが何よりのトピックだ。また、21年ぶりのオリジナルアルバムもリリース直前! The Speci ...
ぼくのりりっくのぼうよみ『僕はもういない』【ぼくりりくんは、今日で辞職するそうです】
本日、ぼくのりりっくのぼうよみ氏は辞職するという。辞職ってなんだよ。引退ではないのか。出てきたときから謎めいたキャラで脚光を浴びたぼくりりくんだが、その後の活動の中で何があったのだろうか。まあいろんなことがあっただろうし、業界内力関係 ...
Plucks From 1984『Sympathy, Misery And Jealousy』【手作り感溢れるMVから滲み出てくる美意識】
MV見てて、いろいろなドアに突入していく映像が続いて、こういうの好き。ただそれだけなんだけれども、楽曲がどうこうとかまったくどうでもよくて、こういう映像はそれだけで価値あるし、撮ってるの楽しいだろうなあと、見てるだけでワクワクしてくる ...
電気グルーヴ『いちご娘はひとりっ子』【電気グルーヴ、日本的ながらどこまでもエトランゼな存在】
電気グルーヴという日本的ながら、どこまでもエトランゼな存在。ジョイ・ディヴィジョン、ニューオーダー、レイヴ・カルチャーとの共振、同時に、日本内でのポジショニングでは「箍が外れた」ものより、ディスコ、日本語の妙が求められる磁場でのディレ ...
宵待『BE』【淡々としたパフォーマンスでとっても好き】
淡々としているね。ミュージシャンが自分たちを演出して実力以上の何者かに見せようとすることは普通に多くて、その非普通さに惹かれてファンになる人も、逆に鼻について敬遠する人も。僕などはそういうのがちょっと苦手で。だってレーベルの人としてど ...
十四代目トイレの花子さん『暁(akatsuki)』【Xがなんだこりゃと言われていた時代を覚えている】
Xがなんだこりゃと言われていた時代を覚えている。『WILD ANTHEM』は卒業式の入退場のテーマだった。XがX JAPANになった日はピンとこなかったけど、極彩色の毒蛾からラメ入りの黒揚羽に変身した姿に心酔。その後、色々あって今だ。 ...
Shawn Mendes『Lost In Japan』【あの映画”を再現したオマージュ映像が感慨を誘う】
既発曲から、新バージョンのMVが公開されている。ソフィア・コッポラ監督作の「ロスト・イン・トランスレーション」のオマージュのようだ。偶然、私は何年か振りにこの映画を見返したばかり。そのため、くたびれ果てたビル・マーレイの姿が焼きついて ...
小谷美紗子『手紙』【その希望は信じるという自らの信念に在るのだ】
昨日Kitriという若いアーチストのレビューを書きながら思い出したので小谷美紗子を。Kitriの歌がどことなく不信に満ちていたのに較べ、この曲の信じる力の強さが対比的だなあと感じる。神社に神などいないのではないかと疑う。政治のシステム ...
Kitri『羅針鳥』【引き込まれる。ゾワゾワと、ゾワゾワと】
画面に引き込まれる。引き込まれると同時にゾワゾワとする。同じ衣装で同じヘアスタイルの女性が伏し目がちにピアノに向かい連弾をする。そのたたずまいがめちゃゾワゾワする。このゾワゾワは一体なんだと考えてみると、それは映画『シャイニング』の双 ...