エドガー・サリヴァン『Fight at Tokio』【誰からの制約も受けずに頑張る姿に】
ロックだとかなんだとか、そこに込められた魂だとかいくら言ってても、結局表現がカッコよくなければ何の意味も無い負け犬の遠吠えだったりする。このエドガー・サリヴァンの歌にもビデオにもそういった遠吠え的な部分がまったくなくて、カッコいいもの ...
絶対直球女子!プレイボールズ『絶対直球少女隊』【今回の選挙ってプロレスでいうとどういう勢力図?】
今の世界情勢ってどうなってるのか誰かガンダムに例えてくれないか?今回の選挙ってプロレスでいうとどういう勢力図?自分に対するフックが2、3個あればスーッと理解できるんですよ。それで、若い子たちが何話してるか意味不明って敬遠してる松坂世代 ...
銀杏BOYZ『骨』【朝ドラのイメージでここに入っていっていいのだろうか??】
ひよっこに出演してすっかり全国区になったな峯田、いや、なってしまったな峯田。公共の映像電波に出てはいけない人のひとりだと思っていたのに、よりによってNHKの朝の看板番組に出ちゃってしかも大人気。これで良いのか本当に。ひよっこでファンに ...
およそ3『だいたいの曲は似ている』
【誰に理解してもらえるのかわからないけど、名曲です断言します】
広島の怪バンド、およそ3のこの曲。イイっすね。コンセプトとしては岡崎体育の『MUSIC VIDEO』の楽曲版といったところか。そういっちゃうとなにか二番煎じみたいに思われるかもしれない。また、ビデオの似ているパターンというのはシロウト ...
林青空『光』【背景がどうだとか手作りがどうだとか、そんなことどうでもよくてシンプルに好き】
この人についての情報はほとんど知らなくて、Twitterのプロフィール欄にあるオフィシャルHPが現時点でドメイン切れしているようで、こういう場合既に事務所などが決まっててそちらでの公式を準備してるところという可能性と、完全個人でやって ...
Moses Sumney『Lonely World』【気持ちが入りすぎて涙がこぼれちゃっても、当方、責任は取れないので】
秋が深まる時節、夜中でも朝の目覚めのお供にでも聴いてほしい。秋の匂いが濃密になるような、実に味わい深い一曲だ。アルバムタイトルが「Aromanticism」、アロマとロマンチシズムを合わせた造語、ということらしい。まさにその言葉通り、 ...
午前3時と退屈『海を見ている』【表面上の個性から体内の骨のような真の個性へと脱皮】
どんよりとした曲調と歌いっぷりが特徴の午前3時と退屈。冒頭のベースとギター単音弾きで展開していく演奏が、シンプル故なのか曲調のどんより感を更に増していき、その後の演奏がよりロックバント的な音になっていくにもかかわらず、それ以上の破壊力 ...
YeYe『ゆらゆら』【静かにもどった日常の中で、こんな静かで優しい歌がかえって心に】
別れを歌った歌、だと思う。YeYe独特の優しい曲調と優しい歌声が包んではいるものの、歌の内容は結構シビア。もう一緒じゃない。無意味な怒りぶつける。心配しないで。でも「心配させてね、もう一度だけ」。前を向いているだけ、後ろを見ないで生き ...
桑田佳祐『君への手紙』
【自分と他人を不当に比較する必要からも解放され、もっと楽しく生きることもできるのではないだろうか】
誰にでも多少の悩みや苦しみがある。だがそんなことを言葉にして訴えるのは恥ずかしいからグッと胸にしまい込む。他人の営みは輝いて見えて、だから余計に自分の苦しみが大きく感じられる。その輝いて見える誰かの胸にも、しまい込まれている何かが在る ...
吉澤嘉代子『残ってる』
【原点回帰を想像、いや妄想させてくれる名曲】
4年前に初めてmusiplで吉澤嘉代子のレビューをした頃はまだインディーズで、歌詞を書いたが用紙を落としながら展開していく本人が映らないMVはインパクトがあって、それ以上に歌、音楽そのものが素晴らしくて引き込まれた。その後話題になり、 ...