およそ3『What A Wonderful Life』 Next Plus Songコレサワ『君のバンド』

渡辺美里
『My Revolution』

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 渡辺美里も30周年。デビューした当時は他の女性シンガーがロック色を強く打ち出していたのに対し、コンテスト出身という経歴も相まって一部では「ロックじゃないよね」的な見られ方をしていた部分もあるのだが、結果的にずっと現役のまま歌を続けてきたのは彼女くらいのものであり、今ではNHKの懐メロ番組にも出たりしてて、こだわりの無さが彼女のこだわりであるようにも感じられる。そう思うと、実は当時の女性ボーカリストの中でもっともロック的な生き様のアーチストだったのかもしれない。西武球場が渡辺美里ライブの代名詞のようになっているが、僕が生で彼女を観たのは2回、川崎クラブチッタのオープニングウィークでの公演と、もうひとつは学園祭で泉谷しげるライブに飛び入りゲストで登場した時。小さな会場で泉谷しげると一緒に歌う彼女の表情はとても活き活きしていた。スタジアムで歌うのはまた違った感慨があるだろうし、この動画の涙を見ても学園祭の時の表情とはまったく違っているわけだが、できることなら小さい会場で吐息も聴こえるくらいの空間で歌は聴いてみたいものだ。あ、これレビューと関係ないですね。失敬失敬。それにしてもお客さんのノリが古いなあ。時代を感じさせられるな、イヤというほどに。
(2015.5.2) (レビュアー:大島栄二)
 


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