ATLANTIS AIRPORT
 
『NEO TOKYO』
 この曲が持っているポップさと全力のポジティブ感がとても心を勇気づけてくれる。具体的に何に安心していいよというようなことは歌われていないんだけれど、曲全体から元気が伝わってくる。ヴォーカルsonezakiさんのやわらかい笑顔がさらに後支えしてくれている。やたらと頑張れなんて言うメッセージソングより、こういう笑顔と根拠無い元気のある曲の方が圧倒的に強いし、新しいファンを獲得していく要素を120%備えているんじゃないだろうか……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『Platform Lonesome Boy (Waltz before night)』
  鍵盤の音がとても印象的。ボーカルsoneのボーカルが耳に残ります。けっこう複雑なリズムで、普通の歌モノとあなどって聴いちゃうとたちまち置いていかれます。でもこの曲は彼らの中ではもっともポップな感じみたいですね。他の曲を聴くとその先鋭的なサウンドにちょっと驚きます。僕は80年代にピチカート・ファイヴがやっていた音への挑戦は当時の標準からすればちょうどこんな感じだったんじゃないかなと思ったり。とかなんとか言ってますが……
 
  (レビュアー:大島栄二)