Nilüfer Yanya『Baby Blu』 Next Plus Songザ・リーサルウェポンズ『熱血ティーチャー』

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『Journey』
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　シンプルにエネルギーだけが前に出ていく様子が心地良い。よくよく聴けば歌詞に意味があり（当たり前だけど）、その歌詞を噛みしめて鑑賞することもできるけれど、歌詞を考えることなくただただサウンドに没頭することができて、それがとても心地良い。彼らの過去のMVをいくつか見てみたが、言いたいことが溢れてるようで、その歌詞を必要な分だけ詰め込んで、詰め込んだだけメロディの展開も複雑になっていって、リスナーはそれを追うことで曲の勢いから取り残されるような印象だった。もちろん勢い一発だけのシンプルバンドだったら早晩飽きられるし、深みや意味を持つのは大切なことだが、それが勢いを殺ぐことになっては逆効果だ。特にメロコアバンドにとってはその勢いが爽快感に直結する要素である。それがこの曲では他のどの要素よりも前に前にと出ていくような結果になっていて、とても心地良いのだ。まず聴いて心地良くて、そういえばどんな歌詞だったっけと考え始めるくらいでちょうど良いし、そんな感じの仕上がりになっていて、最高だなと素直に感じる。一皮も二皮もむけたような印象で応援したい。
(2019.5.23) (レビュアー：大島栄二)
 

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