毛玉『雨降りの午後に珈琲を』
Paul McCartney『My Valentine』
White Lies
『Tokyo』
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いかにも、UKロックだな、という第一印象だ。しかも「一昔前」の。と言っても、ネガティブな意味合いはまるでない。ダークさとポップさが心地よく混ざり合うバンドの音とメロディ、そこに低音のボーカルが響くように重なり、頭から離れない。この「顔なじみ」感のある音に安心する。例えるなら、昔、やんちゃしていたころの地元の仲間に会ったような感覚、ってやつだろうか。思わず、イキっていた風な過去をねつ造してみた。まあ、やんちゃうんぬんは置いといて、地元の仲間って、お盆か正月のどちらかの帰省のときに会えるくらいが、ちょうどいい感じで楽しく過ごせるよね……いよいよ、地元の友達あるあるみたいなものまで出てきた! 多分だけど、「Tokyo」というタイトルなのもいけない! 帰省のことが頭に浮かぶ! ともかく、通算5枚目となるアルバムも発売されたばかり。こちらでも、たっぷり今現在の彼らの音(安心のザ・UKロック!)を聴くことができる。
(2018.2.13)
(レビュアー:夜鍋太郎)
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