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Brandon Coleman
『All Around The World』

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 またもや、Brainfeederである。このレーベルのアーティストを頻繁に紹介している気がするが、今回もおつき合い願いたい。今、最も勢いに乗っているレーベルの一つに違いなく、もちろん、わたしの琴線に触れるから取り上げがち、ということもあるだろう。Brainfeeder、ここ最近の外れなしっぷりはすごい。熱すぎる。また、以前、Kamasi Washingtonのライブでもバンドの一員としてBrandonは来日しており、その姿を目撃しているはず、なのだ。だが、わたしは当日、終始、カマシと父のリッキーばかり見ていた、そんな気がする。いや、いたよね、君も。みたいな、適当すぎる記憶になっているが、彼が鳴らした音は耳にしている、はずなのだ。そしてこのソロ作で、そうそうあのときのこの音の感じがね……なんて都合がよい思い出のよみがえり方をするわけでは、断じてない。だが、昨今のボーダーレスな新世代ジャズ的な、耳なじみのよい気もちよさ、それでいて、ぞわぞわ、と血がさわぐような音が刺激的だ。
(2018.10.17) (レビュアー:夜鍋太郎)
 


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