The xx『On Hold』
never young beach『お別れの歌』
ねこね、こねこね。
『ねこは何でも知っている』
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ねこね、こねこね。って、なんちゅー名前のバンドなんだ。バンド名に「。」や「、」が入るのは基本的に嫌い(どこまでが文章なのかわかんなくなるでしょう、こういうレビュー書いてて)なのだが、その両方が入ってる!って、嫌いな理由はそこなのか。ええ、バンド名はともかく、曲は好きです。サビのところで「にゃにゃにゃにゃにゃ〜」って繰り返してて、レコーディングの時にどんな表情でこれを入れているのかを見てみたい、ええ是非見てみたい。いや、冗談ですけど。んで、この曲、ネタなのか、それともバンドとしての直球なのか、よくわからない。これより1年ほど前に公開されているMVはバンド名のゆるふわ感とはまた違った少しばかり焦燥感を伴ったロックバンドの定石みたいな、ある意味ちゃんとした曲で、整っているんだけれど、ある意味普通。しかしこの「ねこ」に特化した曲は、なんか突き抜けてますね。その数ヶ月後に公開されている『けっこう毛だらけ猫灰だらけ』という曲のMVもアニメになってて作るのはけっこう大変だったろうと思われるけれども、その大変さよりも脱力感の方が前面に立っていて、聴いていてこっちも脱力できて良いです。もちろんバンドとしての立ち位置というか、アイデンティティを確立しようと考え抜いた結果なんだろうし、昨夏のミニアルバムではすべての曲がネコ関連の曲で、突き抜けてるなーと思って感心します。
(2017.3.2)
(レビュアー:大島栄二)
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