Desperation『LOVE JET』
The fin.『Veil』
Primal Scream
『Where The Light Gets In』
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Praimal Scream史上、最もうつくしくて切ない曲なんじゃないだろうか。その時期の「モード」によって、アルバムごとにがらりと雰囲気を変えてくる彼らだけれど、11枚目となる今作は、ポップな曲が多く、シンプルに、耳心地のよいアルバムだと思う。特にこの曲は混じり合ったダークさとポップネスがエモーショナルに昇華されていて、こちらの心をぐわんぐわんと揺さぶってくる。PVではまず、Sky Ferreiraいるじゃん、とはっとさせられるのだけれど、彼女との掛け合いがすばらしい。やたらと相性がいい。ボビーと並んで歌う様子は、微笑ましいし、それでいてぐっとくる。例えが適切な自信こそまるでないが、やたらと豪華かつ退廃的なカラオケを見せられているような、そんな気分になってくる(無論、これは褒め言葉だ)。何より、あまり間を空けずに新作を届けてくれることがうれしい。アルバムごとにイメージが変わるのも楽しみで、だからこそ、ずっと彼らから目が離せずにいる。
(2016.4.6)
(レビュアー:夜鍋太郎)
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