もう何回言ったかわからないが、2015年度ベストアルバムの最右翼がいよいよ登場。大傑作だった前のアルバム「R Plus Seven」から、今回はおもむきをがらりと変えてきた。やはり、ここでも言わずにはいられない。間違いなく、今年のベストアルバムだ。何度目かとなる断言に気恥ずかしいという意識はあるものの、新譜の内容は本物。ダークさの漂うノイジーとポップが融合した世界観は、音楽鑑賞という範疇を越えたものを見せてくれる。この曲は不安感と快感が奇跡的なバランスを保っていて、癖になるほどにあとを引く。またPVでは批評性に富んだ戦闘的世界が描かれている。その異様さ、不気味さは音楽によってさらに増幅される。それは曲自体に強烈なパワーが宿っているからだろう。それほどまでに破壊力、感染力が半端ない。そして、このダークな新作を引っさげての来日が翌日に迫っている。ライブで再現される異次元の音の景色、これはもう生で体験するしかない!