馬喰町バンド『わたしたち』 Next Plus Song加速するラブズ『東京タワー』

飯島真理
『1グラムの幸福』
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　先日CDの整理をしていると思いがけないものがたくさん出てきた。ああ、これこれ、あったな聴きたいなと思うけれども全部聴く時間の余裕などなくて、結局本当に数枚しか聴けないのだが、飯島真理のアルバム数枚はとりあえず全部聴いた。こうして当時の映像を見ると飯島真理がアイドルのようなポジションで歌っていたことは想像に難くないが、当時の多くのアイドルの曲を今聴けるのかというとなかなかそうもいかず、CDを捨て去ることは出来ないけれども、やはり棚に整然と並べて、その蓋は開かないままになる。しかし、飯島真理のように曲が時代とともに古くなっていかないものも少なからずあって、例えば竹内まりやなどもそうだが、曲がいいから、CDで音だけで成立するし、今でもちゃんと聴ける。1980年代まで、楽曲制作能力もパフォーマンス能力も持ち合わせている人も歌う場所といえばアイドルが多数出てくるテレビ番組で、そこで生き抜いていかなければいかないというのは、どんなに不自由な想いだっただろうと考えてみたりする。ええ、荒井由美や中島みゆきや森田童子といった希有な例はあったんですけどね。
　飯島真理というとアニメの主題歌が何といっても有名だけれども、アルバムを通してのクオリティも高く、優れたポップアーチストだったことがわかる。この曲はその主題歌『愛・おぼえていますか』の次に出たシングルで、個人的にはこの曲の方が好きだし、その次の『セシールの雨傘』の方がさらに好き。でもこの頃の動画ってあまり残ってないので残念。興味ある人は下のリンクから買って聴いてみてください。
(2015.11.7) (レビュアー：大島栄二)
 

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