The Bohicas『Swarm』
小林未郁『僕のお葬式』
Saucy Dog
『wake』
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どこかで聴いたことがあるような気もするが、じゃあ誰でも奏でることが出来るのかというとそうじゃないだろう。それはどんな音楽なのかというと、普通にポップでロックでありながら、湿度を適度に保った、そんな曲。最近はこの世代のロックバンドも本当にたくさん出て来ていて、ほぼすべてが筍の背比べ、団子レース状態でそこから頭ひとつ抜け出すことは至難の業だが、こういう湿度の違いをちゃんと持って表現できるバンドにこそ、頭を出していってもらいたい。妙竹林な名前で人の目を引こうとするバンドの方が急速に名前を浸透させていくのは仕方が無いが、たとえ凡庸なバンド名であっても、表現に特徴のあるバンドこそ多くの人の耳に届くべきなのだから。しかしそれにしても湿度なんてものをどれだけの人が知覚し理解するのかは甚だ心許ないが、このレビューを読み、動画を見て、曲を聴いて、ふむふむこれが適度な湿度のある音楽なのかということを、完全に理解せずとも、何となく感じてもらえれば嬉しい。
(2015.9.17)
(レビュアー:大島栄二)
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