矢野顕子『そこのアイロンに告ぐ』
TENDOUJI『SALV.』
勃発
『殺しても死なない僕だから,殺されたってかまわない』
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若者の無軌道な理由無き爆発を音にしたぞ。って感じです。殺しても死なない僕だから殺されたってかまわないって、まあ理屈としては正しいよなと思う。思うけれども、いや死なないわけはないでしょとどうしても思ってしまう。それでもうちょっと考えてみるけれど、生きているのだけれどももはや生きているとは言えない状態に置かれているとかそういうことか。さもなくば、ノルマンディー上陸作戦で海から上陸を目指す連合軍全体がひとりひとりの「僕」が死んだとしても総体としての「僕」が死ぬわけじゃないからOK的なことなのか、とかいろいろ考えてみるけれど、この正味2分もない曲の間に考えはまとまりません。で、結論としては無駄なことを考えてる前に、ノれということでしょうか。ロックは単純で爽快なものです。単純で爽快なロックをやっている若者が、僕は好きです。それにしても、タイトル長げえな。
(2015.9.7)
(レビュアー:大島栄二)
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