ジャンクフジヤマ『はじまりはクリスマス』
Anco.『雨粒ごしのworld』
sayoko-daisy
『warm lights』
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彼女にお会いしたのは、2013年の3月、奈良の老舗レコード・ショップ、ジャンゴ・レコードの25周年のイベントの際で、初ライヴというその場でも細野晴臣さんの「冬越え」をカバーしていたが、「誰がどう言っても自分の中では細野晴臣さんが男前で、一番なんです。」という矜持と、別次に会った折、WIREでのジョルジォ・モルダーの感想を嬉々と語るさま、音楽遍歴そのものも興味深かった。しかし、自身の音楽の中に取り入れる際には、そういった影響を受けたものがダイレクトに色濃くアウトプットされるというよりも、不思議と軽やかなエレ・ポップだったり、ローファイで人懐っこいエレクトロ・ビートをベースに彼女の純朴な声が和やかに周囲の空気を変えるものだったりする。身近な人からの不意に届く便りのような、音楽の穏やかな良さを再確認させてくれるアーティストだと感じる。
(2014.3.7)
(レビュアー:松浦 達(まつうら さとる))
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