どこかで聴いたような、でもそれがどこかわからないような、デジャヴのような懐かしさ。advantage LucyがまだLucy Van Peltだった頃の音楽にも似てるけど、でもこれはネオアコとはまったく違ってて、まさに2010年代の洗練されたサウンド。ギターの特殊な音色とキーボードのチープな鳴りが組み合わされていて小気味いい感じです。音楽はいくつかのテイストという柱を螺旋のように回転して進化している様をあらためて思わせてくれるような、そんなバンドに出会ったという気がして、ついつい「あれ、どこかでお会いしましたか?」と声をかけてしまいそうな気分になります。